病院概要
院長挨拶
病院長 堀江 裕
病院は言葉が大事である
「はじめに言葉ありき、言葉は神とともにあり言葉は神である」と聖書にも出ています。また「言葉は天地(あめつち)を動かす」と古今和歌集に出ています。紀貫之は「力をも入れずして天地を動かし目に見えぬ鬼神をもあわれと思わせ、男と女の仲をも和らげ、猛き武士(もののふ)の心をなぐさむるは歌なり」と言っています。歌とは言葉のことです。言葉には力があります。
ドイツ医学はムンドテラピー(言葉の治療)を重要視しています。診療や看護に必ず言葉を添えています。ムンテラは適当に症状を説明する位のことしか理解されていませんが本当は言葉の力による元気づけを意味しているのです。
医学の言葉は難しい
専門用語はむつかしいものです。法曹界でも、医学界でもむつかしいことをやさしく説明することが求められています。ですから比喩を用いると理解が格段に深まります。私は肝がんの早期発見を土の中の筍(たけのこ)に例えたことがあります。カブト虫の幼虫と表現したこともあります。肝がんの早期発見の必要性を言ったものですが、例えが的確だと腑に落ちる感じを持つものです。
「坂の上の雲」と「凡時徹底」
ご存知司馬遼太郎さんの歴史小説「坂の上の雲」は日露戦争と伊予の三英傑を描いたものです。目標とかめざす物といった表現を「坂の上の雲」とすると、マヨネーズのような使い勝手があります。
「凡時徹底」とはイエローハットの社長さんがつくられた造語です。人生は些事からなるもので平凡なことを継続しておこなうと人生が変わるということを示した言葉です。私はこの2つの言葉を両手に掲げてやっていきたいと思っています。